いぼの治療で液体窒素を使った後に起こる水ぶくれの処置方法について
皮膚科では、いぼの治療として、液体窒素を使います。
液体窒素は、マイナス196℃まで冷却された窒素の液体で、これを直接いぼに当てて、凍らせて取る治療法です。
かなりの低温で当てるため、やけどしたような痛みを伴います。その際、水ぶくれができる場合もありますが、その処置についてまとめてみました。
【いぼの治療法】
いぼには、さまざまな種類がありますが、その治療法として、飲み薬や塗り薬などの他、液体窒素がよく使われます。
保険診療適用ですので、ほとんどの皮膚科で行われています。
患部の状態により、治療回数が違ってきますが、一ヶ所に関して数回治療することにより、根治することが可能です。
方法としては、綿棒などを使って丹念に患部に直接液体窒素を当てるようにすることですが、いぼのある箇所の皮膚のターンオーバーに合わせて、繰り返し治療することが必要です。
というのも、いぼは皮膚の深いところに根をおろしていることが多く、間を空けて数回繰り返すことによって、新陳代謝により浅いところへ出てくるようになるためです。
再発を防ぐためにも、このように繰り返し治療することがポイントです。
治療自体は、軽くやけどした状態と同じようになるので、そこから水ぶくれや血豆になることもしばしばあります。
スポンサーリンク【液体窒素による水ぶくれの処置】
いぼの治療で液体窒素を使った場合に起こりやすい水ぶくれ。
自然に乾いてかさぶたのようになり、はがれてきます。
また、その大きさにより、処置の仕方も変わります。
小さいものは特に何も処置しなくても自然に治まってきますが、大きいものはふいに破れたときに感染しやすく、ばい菌も入りやすいので、いぼ本来の治療の妨げにもなります。
その際は、中の水を抜いたほうがラクになりますので、一度皮膚科に相談し、処置してもらいましょう。
【まとめ】
いぼ治療における液体窒素は大変効果的ですが、その反面水ぶくれもできやすく、治療においても苦痛を伴います。
水ぶくれの処置としては、大きさによりますが、大きければ大きいほど、不意に破れてしまう可能性が強く、ばい菌などに感染しやすくなるため注意が必要です。
液体窒素の治療の段階で水ぶくれを確認したら、一度は医師に相談し、処置してもらいましょう。
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