火傷する温度や時間はどのくらい?低温でも受傷する可能性がある!
火傷する温度や時間とはどのくらいかと聞かれても、ピンと来ない人が少なくありません。
これは普段あまり縁のない事柄だからです。
どの程度が目安になるのかと言えば、それは44度です。
お風呂の温度に聞こえるような数字であり、そんなもので火傷するのかと疑問を感じる人が多いものですが、6時間そのままで過ごすと、低温火傷をすると言われています。
これは理論値であり、実際にそんなことが起きる訳がないと思えるようなものですが、冬場に用いられる湯たんぽでそれが起きることがあります。
湯たんぽはエコロジーな存在であるため、近年再評価されていますが、節電のために火傷をしていたのでは元も子もありません。
そのためエアコンなどで室温を調整した方が賢明だと言えます。
電気毛布を長時間用いても似たようなことが起きるため、冷え症だと感じている人は注意が必要になります。
この程度ならたぶん大丈夫だろうと、高をくくらないようにしましょう。
火傷する温度は、一度上昇するごとに、必要とされる時間が半分になると言われています。
つまり、45度だと3時間、46度だと一時間半になるのです。
この程度の温度だと、ノート型パソコンを膝の上に載せたまま作業しているだけでも、低温火傷をしてしまう計算になります。
冬場のように暖房器具を身近に置いている季節だと、低温火傷の可能性を皆が意識するのですが、夏場だとそれがないので、危険な状態になりやすいのです。
低温火傷の場合は、熱源となるものと長時間接触しているため、気がついたときには重傷になっているというケースが珍しくありません。
これは自己判断が難しいため、皮膚がヒリヒリしてそれが治らないというのであれば、すぐに病院へ行くようにしましょう。
放置しているとそこから感染症を起こす危険もあります。
なお、最悪の事例としては、そこにある皮膚全てが壊死したというのがあります。
これは手術による移植以外で治す方法はないので、気をつけるようにしましょう。