火傷 水ぶくれ 痛み 対処 応急処置

火傷治療ナビ|水ぶくれや痛みの対処、応急処置|適切な方法で早期完治

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火傷というのは正式には熱傷と言います。

 

日常ででは火を使うことは多くありますし、他にも暖房器具や沸騰したお湯など危険なものは多くあります。

 

このサイトではメカニズムや症状などの基本的な知識から対処方法までさまざまなことを解説していますので他のページもご覧ください。

 

 

【メカニズム】
火などの熱、化学物質などが皮膚に触れてしまうことによって起こり、皮膚が損傷を受けます。
重症度によって損傷の程度も異なり、皮膚の表面だけではなく筋肉や骨までを損傷させることもあります。

 

損傷を受けるとその付近の血管から体液が出て腫れが起こります。
また皮膚の免疫機能もなくなりますので細菌などの感染症を引き起こす原因ともなります。

 

【熱傷の深さ分類、症状】
重症度は大まかに3つに分かれています。

 

「T度熱傷」
皮膚の表皮のみとなり、症状は赤くなる程度のもので腫れがみられることもあります。
赤みは3日〜4日程度で薄くなっていきます。
日焼けもここに含まれます。

 

「U度熱傷」
これは浅達性U度と深達性U度に分かれます。
浅達性U度は皮膚の真皮まで達する損傷です。
その症状は発赤、水ぶくれ、腫れなどが起きます。
深達性U度は上記の症状とほぼ同じで水ぶくれの下が白くなるというのが特徴です。
ただれなどを起こす場合もあります。

 

「V度熱傷」
皮膚の皮下組織にまで損傷が及んでいます。
痛みを感じる神経まで焼けている場合には痛みすらもありません。
損傷した患部は白くなったり焦げたりしています。
跡が残ってしまったり機能障害などが起こる可能性もあります。

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【応急処置】
第一に水で冷やしましょう。
まずはこれが重要になります。
流水でしっかりと冷却しましょう。

 

患部に直接氷などの冷えたものを当ててしまうと凍傷になってしまう場合もありますので流水で流すのがお勧めです。
しかし流水がかけ続けられないような患部の場合は氷などをタオルで巻いて患部に当てましょう。

 

応急処置は「流水で冷やす」これは覚えておいてください。
ただし軽度な場合の応急処置になりますので重症と判断される場合にはすぐに病院を受診してください。

 

【治療方法】

 

「T度熱傷」
損傷はひどくありませんので自然治癒を心がけましょう。
場合によっては炎症や腫れを抑える軟膏などを使用しましょう。

 

「U度熱傷」
真皮が損傷していますので水ぶくれが起こります。
必要な場合は2次感染を防止するために抗生物質の含まれる軟膏を使用しましょう。

 

「V度熱傷」
自然治癒することはほとんどありません。
原則的に植皮術によって皮膚を移植するという治療方法が取られることがほとんどです。

 

【火傷に効く食事】
水分やタンパク質が傷口から出てしまいます。
また傷の治りを促進させるビタミンやミネラルなども摂りましょう。

 

「タンパク質」
卵、牛乳、肉、大豆、魚介類など

 

「ビタミン」
レバー、緑黄色野菜、豚肉、果物、カボチャなど

 

「ミネラル」
レバー、小松菜、ひじき、牛肉、貝類など

 

これらの食べ物をバランスよく食べるようにしましょう。

 

【まとめ】
火傷が軽度な場合は通院のみで対処することが可能ですが、それ以上になると入院する必要が出てくる場合もあります。
広範囲にわたって患部がある場合には、緊急の手術などを行うこともあります。
年齢によっても異なり、高齢者や小児の場合は合併症を発症するリスクも大きくなりますので対応には注意が必要です。

 

軽度な場合でも患部の面積が広いと重症となる場合もあります。
やはり病院を受診することが一番の治療方法となるでしょう。
薬を使用する場合には病院の先生や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。

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