火傷跡がかゆい場合の対処法2つ/ラップで処置するのは効果がある?
火傷をした場合には皮膚の再生はゆっくりと行われていきます。
始めに皮膚の表面が再生し止血や浸出液が外へと漏れ出ないようにします。
その後、白血球などによって徐々に中の皮膚も再生されていきます。
しかし、修復しているとかゆい症状が起こります。
火傷跡がかゆい原因と対処方法についてお話していきましょう。
【火傷跡がかゆくなる原因】
皮膚が修復されていく過程で真皮に刺激が起こることによってかゆみが起こります。
真皮というのは皮膚の3層目になります。
表面から角質、表皮、真皮、脂肪という4層に分かれています。
治っていく過程ではヒスタミンが分泌されます。
ヒスタミンはかゆみの原因となる物質です。
これがかゆみのメカニズムとなります。
もうひとつは「かさぶた」によるものです。
かさぶたになってしまうと乾燥によって表皮が損傷してしまいます。
そのため、かさぶたの周りが痒くなります。
ここでもヒスタミンが分泌されてしまいます。
【対処・処置方法】
「冷やす」
一時的な対処方法として有効なのが冷やすことです。
冷やすことによって一時的に麻痺させることが出来ます。
氷や保冷剤などを患部に当てましょう。
冷やす処置の注意点は凍傷にならないことです。
長時間当ててしまうと凍傷になってしまう恐れがありますので冷やす→放置する→放置するを繰り返しましょう。
タオルなどで包んでも良いでしょう。
「湿潤療法」
火傷跡が完全に治っていない場合には湿潤療法も痒くなりにくい方法です。
湿潤療法というのはラップ療法などです。
傷口を乾燥させずに自己治癒力によって患部を修復を促す治療方法です。
湿潤療法を行うと痛みやかゆみが起こりにくくなります。
ラップ療法は食品用のラップを使用する方法です。
患部にワセリンなどを塗ってラップで保護します。
身体からにじみ出てくる浸出液には治癒を促すものが含まれています。
自然治癒力を高めることが出来ますので試してみましょう。
使用するラップを楽天でチェック
【まとめ】
火傷跡はどうしても痒くなることが多いです。
上述したように冷やすことや湿潤療法などによって対処することが出来ます。
しっかりと対処することによって傷跡が残らないようにすることにもつながります。