火傷する温度と時間/おおよその目安について
火傷というのは日常生活においてポピュラーな怪我のひとつです。
赤く腫れる程度で済むもの、水ぶくれが出来るもの、皮膚の内部までダメージを受けるものなどさまざまな症状があります。
今回は火傷する温度と時間についてお話していきましょう。
【火傷する温度】
基本的に人が火傷する温度は45度だと言われています。
皮膚が弱い人や子供の場合には42度から症状が出る場合もあります。
45度のものが長時間触れていると低温やけどとなってしまうことがありますので注意しなければなりません。
瞬間的に皮膚が損傷を受ける温度はおよそ70度です。
45度の場合には長時間触れていなければ症状は起こりませんが、70秒の場合には1秒で皮膚の損傷が始まります。
一瞬触れただけでは水が沸騰する100度で皮膚の表面が損傷し、130度ほどで皮膚の内部まで損傷を受けます。
熱湯、鍋などの熱くなっているもの、蒸気などには注意しなければなりません。
これらを正式には熱傷と言います。
【火傷する時間】
上述したように70度以上になると一瞬で火傷します。
およそ1秒で皮膚の損傷が始まってしまいます。
しかし低温の場合には異なります。
約45度ほどでは接触している部分が約6時間ほどで低温やけどになってしまいます。
45度で6時間ですが50度、60度と温度が高くなればなるほど、時間が短縮していきます。
【気を付けなければならないのは低温やけど】
70度以上の場合には瞬間的に熱いと感じますので長時間触れているということはほとんどありません。
しかし膝の上にノートパソコンを置いたりと熱いものに長時間触れる場合には注意が必要です。
もしその状態で寝てしまったりすると起きたら痛い、時間が経過すると水ぶくれなどの症状が出てくることがあります。
【まとめ】
火傷をする時間、温度はこのようなことは言えます。
・70度で約1秒
・45度で約6時間
おおよその目安になりますが、温度で前後はします。
高温のものとなる場合には注意しなければなりません。
受傷した際の対処方法はまずは冷やすことは大切です。
しっかりと対処することで痛みも少なく、傷跡も残さないようにすることが出来ます。