火傷　ジンジン　痛い　対処

皮膚の熱傷である火傷は、ジンジンと痛い感覚が特徴的な症状です。
症状が軽度の場合ならセルフケアでの対処も可能ですが、それでもジンジンと痛い感覚は残るので、気になりますし不快に感じることもあって厄介です。

そんな症状への対処として、まずは基本的には軽度でも重度でも、どの状態にも言えることですが最初は冷やすことが大切です。
流水や氷などで患部を冷やせば、それによって痛いという感覚が薄れてきます。

ちなみに火傷は熱が皮膚の深層部分まで浸透すれば、痛みもより強くなる傾向にあります。
そのためにも速攻に冷やすことが重要で、痛みを感じなくなるくらいまで冷やし続けることも必要です。

そして衣服を着た状態で熱湯を被るなどして皮膚が火傷した場合は、無理に脱がせずにそのままの状態で冷やすようにしましょう。
これは衣服が皮膚に張り付いている可能性があるためで、無理やり剥がすと症状が余計に悪化することになりかねません。

ただしアクセサリーや腕時計などの小物類に関しては、皮膚が腫れる可能性があるので外すことが基本です。

冷やすことで痛みを緩和させても、ジンジンとした痛みはなかなか解消されません。

それゆえに応急処置で冷やした後の対処としては、非ステロイド系の軟膏やオロナインを患部に塗り、ラップを巻いて患部を保護しましょう。
こうすることで患部をできる限り空気に触れさせないようにすることが効果的です。

ちなみに軟膏やオロナインがない場合は、オリーブオイルやワセリンなどを塗ってもそれなりの効果が期待できます。

そして火傷の個所にもよりますが、まだ痛みが続くようならば、市販の鎮痛剤や痛み止めを服用するという方法もあります。
こういった薬の効果はあくまで一時的ではありますが、痛みが気になって仕事などに集中できなかったり眠れないといった場合には効果がありますし、治療をしている間など、痛みを感じないようにすることも可能です。

もっともこれはやはり他の対処方法同様、症状が軽度の場合に実行してください。
水ぶくれができる中度のものや、それ以上の重度の症状の場合はセルフケアでは対応不可能なため、こういった場合は病院ですぐに治療を受けましょう。