火傷 治りかけ かゆい 対処

火傷の治りかけが「かゆい」場合の対処法/かさぶたができると痒くなる

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火傷をした後に治療を行っていると傷口は治ってきていても痒くなることがあると思います。
その状況で無理に掻き毟ってしまうと症状が悪化してしまう恐れもあります。
そのためしっかりと対処することが重要です。
今回は治りかけでかゆい場合の対処方法についてお話していきましょう。

 

 

【なぜ痒くなるのか!?】
傷口からは液体が出てきますよね。
その液体は皮膚を再生するために必要な液体となります。
最初に傷口の表面を再生し、細菌などが入って来ないようにしてくれます。
その後、徐々に中の細胞も修復していきます。

 

その過程で真皮に刺激が起こることによってかゆみが起こります。
最初は痛みとして感じていたのが、徐々にかゆみが起きていると脳へと伝わります。
そのためヒスタミンが分泌されますのでかゆみとして起こります。

 

「ヒスタミンとは…」
ヒスタミンは発赤、かゆみ、浮腫などの原因となる物質です。
アレルギーの元となる物質で、アレルギー性皮膚炎の場合には抗ヒスタミン剤が処方されることもあります。

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【治りかけでかゆい場合の対処法】
かさぶたを作らなければ痒くなることはありません。
そのため、傷口を乾燥させない「湿潤療法」が有効です。
なぜ、乾燥させない方が痒くならないというのは乾燥によって表皮が壊れてしまうためです。
表皮が壊れてしまうとヒスタミンが分泌されてしまいます。

かゆみが起こる→乾燥させる→かさぶたができる→かゆみが起こる→掻き毟ってはがす→乾燥させる→かゆみ

といったようにヒスタミンが分泌されるサイクルを作ってしまっています。
そこで湿潤療法の登場です。

 

【湿潤療法とは…】
ラップ療法に代表されるのが湿潤療法です。
ラップ療法の方法は白色ワセリンを患部に塗って食品用のラップをかければ終わりです。
外れないようにテープで止めてしまいましょう。
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湿潤療法は痛みも少なく、傷跡も残らないと言われ最近では主流になってきています。
乾燥したままではかゆみが続いてしまう場合もありますのでお風呂上りなどでかさぶたが柔らかくなっているときに行いましょう。

 

【まとめ】
治りかけで乾燥することによって患部がかゆくなります。
その場合の対処方法は湿潤療法を行うというのが一番です。
白色ワセリンと書きましたが、化膿止め軟膏などでも大丈夫です。
わからない場合にはドラッグストアで薬剤師に相談しましょう。

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