やけど 冷やす 理由

やけどはすぐに流水で冷やすことが重要な理由/3つのポイントを紹介

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家庭内で最も起こりやすいやけどが、熱湯や油による通常熱傷です。
もし熱湯や熱せられた油でやけどをした場合には、すぐに患部を流水で冷やすことが重要です。

 

ただ単に冷やすのではなく、流水を使用し冷やすことが推奨されています。

 

流水で冷やすことが推奨されているのは、主に3つの理由があるためです。

 

1つ目の理由が、熱が皮膚の深部にまで伝わることを防ぐためです。
やけどの深さは深部到達度で診断されます。
常に冷たい水で冷やせる流水は、やけどの深刻さを軽減する効果があります。

 

2つ目の理由が、痛みや腫れを緩和できることです。
より早く流水で冷やすことで、痛みや腫れをより抑えることが可能です。

 

3つめの理由が、患部を清潔にできることです。
貯めた水の場合には、患部を清潔にできない恐れがあります。

 

患部を冷やす際に気を付けたいのが、氷では冷やさないこと、消毒液は使わないことです。
氷では患部の組織に大きな負担がかかるほか、消毒液の使用は専門家でも意見が分かれています。

 

安易な自己判断で消毒液などを使用しないように注意しなければなりません。

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流水で冷やせない場所は、ハンカチなどを当ててその上から水をかけるといいでしょう。
また、衣服の下をやけどした場合には、無理に衣服を脱がないことが重要です。
患部に衣服が貼り付いている恐れがあり、無理に衣服を脱ぐと皮膚に大きなダメージを与える可能性があります。

 

その他、水ぶくれができた場合には、無理に潰してはいけません。
清潔なガーゼで患部を覆い、皮膚科を受診するようにしましょう。

 

やけどの範囲が広い場合や深部にまで達している場合には、救急車を呼ぶ必要があります。
救急隊員が到着するまでは、流水で冷やすこと以外は決して行わないで下さい。

 

広い範囲である場合には、バスタオルやシーツで体を覆い水をかけましょう。
また、衣服を無理に脱がないこと、消毒液は使用しないことも、軽度のやけどと同じです。

 

すぐに流水をかけるかどうかで、その後の患部の状態や治療方法は大きく異なります。
万が一の際に適切に対処できるよう、常日頃から流水の大切さを把握しておきたいものです。

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