やけどの治療中に飲酒はOK?/アルコールの悪影響について
火傷の治療は塗り薬を使用したり、冷やすことによって処置を行っていきます。
軽度ものでは1週間ほどで治ることがほとんどです。
しかし中程度、さらには重症の場合には数週間から数か月かかる場合もあります。
火傷の治療中にアルコールを飲んでも影響はないのでしょうか?
今回は飲酒についてお話していきましょう。
【アルコールの影響】
お酒を飲んだ場合には身体にはさまざまな影響があります。
代表されるのは二日酔いです。
これはアルコールの作用が関係しています。
利尿作用や血管拡張作用、お酒を分解する過程で作られるアセトアルデヒドなどによって二日酔いが起こります。
これは火傷をしているときにも悪い影響があります。
【火傷に与える悪影響】
火傷の治療中は飲酒はやめましょう。
なぜなら血管から出血している場合には出血が悪化してしまう恐れがあります。
これは怪我をしているときも同様です。
血管拡張作用がありますので火傷のよる出血、腫れの症状がある場合には血流が良くなってしまいますので症状が悪化してしまいます。
【薬を飲んでいる場合には要注意】
飲酒と薬の飲み合わせというのは良くありません。
なぜなら薬もアルコールも分解するのは肝臓だからです。
アルコールの分解を優先してしまい、薬が分解されないことがあります。
その場合には薬の成分が強く出てしまうことになります。
薬の成分が強くなるということは副作用も強くなってしまう恐れがありますので一緒に飲むことはやめましょう。
2次感染を防止するために薬を副作用している場合もありますので薬を飲むのをやめてしまうと感染症にかかる可能性も高まります。
【まとめ】
火傷だけに言えることではありません。
怪我、病気でも同様です。
治療中に飲酒をしてしまうと身体にとっては負担となることがほとんどです。
感染症や症状の悪化などが主に挙げられます。
治療中に飲酒をすることは避けましょう。
万が一、飲んでしまい体に不調が起こった場合には医師に相談することも大切です。