火傷 水ぶくれ 皮 処置

火傷の水ぶくれが「皮がむけて破れてしまった」時の処置方法

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火傷は重症度が3つに分かれています。
しかし火傷をしたからといって必ずしも水ぶくれが出来るとは限りません。

 

でも自分自身の経験を振り返ってみると水ぶくれが起きていることの方が多いですよね。
水ぶくれが出来る原因と処置方法についてお話していきましょう。

 

 

【なぜ火傷をすると水ぶくれが出来るのか?】
重症度でいうと2度以上で起こることが多いです。
重症度は1度〜3度まであります。
1度が最も軽症で3度が最も重症です。
日常的に起こるもののほとんどが1度で、水ぶくれも出来ずに皮膚が赤くなる程度で終わることも多いと言われています。

 

しかし軽い火傷でも水ぶくれは出来ますよね。
このメカニズムは熱が皮膚の表面を通って下の真皮という部分に損傷を受けると水ぶくれができます。
皮膚の構造は表面から表皮→真皮→皮下組織となっています。
真皮からタンパク質やリンパ液などの液体が滲んできます。

 

そのため、表面に液体が浸みだしてきますので水ぶくれとなります。
これには傷口の治りを高める成分も含まれていますので潰さない方が良いと言われています。

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【水ぶくれの処置】
最も重要な処置方法は皮を破らないようにすることが大切です。
上述したように回復を高める成分があったり、破いてしまうと細菌に感染する恐れもあります。
そのため出来る限り破らないようにしましょう。

 

「まずは破らないこと」

「そのあとは冷やす」
火傷をした後はすぐに流水で洗い流しましょう。
患部の汚れを洗い流し、冷やすことが大切です。
およそ10分〜20分を目安に冷やしましょう。
氷や保冷剤を使用しても良いですが凍傷にならないようにタオルなどで包んで使用するようにして下さい。

 

「ガーゼなどで覆う」
冷やした後はガーゼなどで水ぶくれを破らないように保護しましょう。
もし破れてしまっている場合にも処置はほとんど変わりません。
流水で洗い流してガーゼなどで保護しましょう。
2次感染を防ぐためです。

 

【火傷の水ぶくれが破れてしまった時の処置方法】
上述したように水ぶくれは破らないことが大切ですが、どうしても破れてしまうことがあります。
治りかけだと皮がむけやすく破けやすい状態となっています。

 

この場合には皮膚が細菌に感染しやすい状態となっていますので2次感染しないようにすることが大切です。
薬(軟膏)を使用する場合には指で塗ると細菌に感染する恐れがありますのでガーゼにチューブを押し当てるようにガーゼに塗りましょう。

 

【まとめ】
火傷をした場合の処置方法はこのような方法になります。
しかし、重症度が低い場合に限ります。
患部が広い場合や傷口が深い場合の処置方法は病院で治療を行うことになります。
あまりにも痛みが治まらない場合にも同様です。
市販の薬を使用する場合には用法用量をよく読んでから使用するようにしましょう。

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