火傷で出来た水ぶくれは放置した方が良い?/間違った対処法は要注意
火傷はレベルによって、1度から4度までに分類されます。
このうち1度というのは、表皮だけが赤くなるもので、2度は水ぶくれができ、1度よりももう少しひどいものです。
3度以上になると、自分で弄らずに病院に行くことをお勧めします。
この場合は、皮膚科または形成外科に行くようにしましょう。
また熱湯を浴びたりした場合は、服を無理に脱がせようとせず、そのまま毛布などで覆って受診するのがお勧めです。
無理に脱がせようとすると、皮膚がはがれてしまうこともあるからです。
1度の場合は、家庭でも治療が可能です。
火傷をしたと気づいたら、放置せずに流水や氷水でよく冷やすようにしましょう。
大体痛みが無くなるまで、20分から30分冷やすといいでしょう。
この時は、冷却シートは使わないように、必ず水で冷やすようにしてください。
それから患部に流水が当たると、刺激になってよくありませんので、流水で冷やす場合は、患部からやや外れた部分に水を当てるようにしましょう。
1度の場合はその上から軟膏を塗り、ガーゼを当てて包帯をしておくと、数日程度で治ります。
しかしそれでもなかなか治らない時は、やはり病院に行くようにしましょう。
2度の場合は冷やした後、必ず病院に行くようにしてください。
この場合、水ぶくれはそのまま放置しておきましょう。
放置せずに潰してしまいたくなりますが、水ぶくれは皮膚を守る働きもあるので、むやみに潰すと、そこから雑菌が入って化膿してしまうこともあります。
それから火傷の部分は、パラソルを使って、できるだけ紫外線に晒さないようにしましょう。
紫外線に当てることで、跡が残ってしまうことがあるからです。
医療用に加工されていない植物や食品を手当てに使うのは、かえって悪化することもありますので、この点も気を付けるようにしてください。
火傷の場合はまず徹底的に冷やして軟膏などを塗り、それでも治らない場合、水ぶくれがある場合は病院に行って治療してもらうのが一番いい方法なのです。