混同しやすい凍傷と低温やけどの違いとは

混同しやすい凍傷と低温やけどの違いとは

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低温やけどと凍傷を混同している方が沢山います。
しかし、症状が発症する原因も治療方法も全く異なりますのでしっかりと分けて考える必要があります。
そこでこちらでは、凍傷と低温やけどの違いについてご紹介します。

 

 

【凍傷とは】

凍傷は、雪山などマイナス4度以下の状態に長時間居続ける事によって手足の指や顔面の組織が冷やされて破損します。
特に手足の指先だったり頬や鼻、耳などに症状が現れやすくなっております。
凍傷を起こしたときの皮膚は青白くなり感覚が失われていますので痛みなどはありませんが、早目に対応する事が重要になります。
凍傷の症状は、表皮にだけ傷害がある場合という軽度の物から、真皮まで傷害が達している場合、さらに進んで皮下組織まで傷害がある場合、骨まで傷害がある場合と状況によって症状は様々です。

 

 

【低温やけどとは】

低温やけどは、寒い季節にカイロやコタツ、電気ストーブ、電気毛布、湯たんぽ、電気カーペットなどの40度から50度くらいの電化製品によって長時間温められた時に現れる症状です。
火やフライパンなどと違い高温での火傷ではありませんので、すぐに火傷になっている事を気付く事ができません。
じっくりと身体の内部が熱によって破壊されていきますにで、一般的な火傷が皮膚の表面にダメージがあるのに対して、低温やけどは表面はそれほどでもありませんが、内部が深刻な状況になってしまう可能性があります。

 

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【低温やけどと凍傷の違い】

低温やけどが熱さによって火傷になるのにたいして、凍傷は冷たさによって症状が発生しますので、違いは明らかです。
また、応急処置の方法も全く違いますし、治療方法も違います。
違いばかりで同じ所があまりないのですが、低温という言葉が、冷たいという事をイメージさせる事からか、本来でしたら違いの多い二つが混同されるようになってしまったのです。

 

 

凍傷はとてもマイナス4度という環境下で発症するもので、低温やけどとは全く違います。
その為、自宅で治療するような場合には、治療方法などを混同しないように注意してください。

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